不動産管理やアパート経営における新たなストックモデルとは?

不動産管理やアパート経営における新たなストックモデルとは?

不動産管理業者やアパート経営者は、家賃収入で利益を得ています。しかし、家賃収入だけでは経営が厳しいと感じる場面もあるでしょう。入居者数を増やすために、宣伝や広告を打ち出す不動産管理業者やアパート経営者も多いです。
しかし、そもそも家賃収入だけを収益の柱として考えるのではなく、家賃収入以外の方法で収益をあげることも考えてみましょう。
不動産管理やアパート経営における代表的なストックモデルについてと、これから注目すべき新たなストックモデルについて解説しますので、ぜひ不動産管理やアパート経営の参考にしてください。

そもそもストックモデルとは?

ストックモデルという言葉の意味がわからない人も多いかもしれません。ストックモデルとは、顧客と契約を結ぶことで、自分からアクションを起こさなくても継続的に一定の収益を確保できる仕組みです。
たとえば、ビジネスマンの営業で考えてみましょう。ビジネスマンが商品を売って利益を出すためには、顧客に商品を購入してもらう必要があります。しかし、一度購入してもらった相手だとしても、二回目も購入してもらえるかどうかはわかりません。そこで「毎月一定量の商品を送る」という契約を結びます。すると、月額で固定の利益が得られるうえに、毎回営業を行わずに済みます。
ストックモデルとは、効率よく利益を得るために考えられた仕組みです。成功している企業の多くは、どこかにストックモデルの要素を取り入れており、自ら動かなくても利益を得られる仕組みを作っています。
もちろん、ストックモデルであっても、まったくアクションを起こさなくていいわけではありません。自動販売機の設置は非常に簡単にできるストックモデルなのですが、商品が売れなくては意味がありません。どういった商品が売れやすいのかを研究して、販売する商品の内容を考えるのは大切です。
しかし、自らが起こすアクションが少ないことに変わりはありません。少ない労力で利益を得られるのが、ストックモデルの魅力です。

不動産管理やアパート経営におけるストックモデル

不動産管理やアパート経営におけるストックモデルの代表例は、家賃収入です。アパートに住人が住み続けてくれる限り、永久的に利益を得られます。これが不動産管理やアパート経営の収入の柱であるのは言うまでもありません。
しかし、それだけが不動産管理やアパート経営における収益を得る方法ではありません。多くの不動産管理業者やアパート経営者の方々は、収入を増やしたいのであれば、住人の数を増やすしかないと考えている人も多いかと思います。そのため、住人募集の広告を打ち出したり、自ら声をかけたりしている方も多いでしょう。しかし、実際に効果があるのはごく一部です。
住人の数が思ったように増えず、利益が増えないので不動産の修繕にかけられるお金が少なくなり、結果として住居としての質が低下してしまい、住人が出て行ってしまう…という悪循環に陥る人は少なくありません。
こうならないためにも、家賃収入以外に収益の柱を立てることで、利益を大幅に増やすことが可能です。

電力会社を切り替えることによる紹介料のストックモデル

入居者側の気持ちになって考えてみると、当然ですが支払うお金は少ない方がいいですよね。しかし経営側から見ると、家賃を下げてしまうと不動産管理業者やアパート経営者の利益も下がってしまうので、現実的ではありません。
家賃以外にも固定で支払わなくてはいけないお金は数多くあります。ガス代、水道代などが代表的であり、電気代もそのうちの1つです。電気代が安くなることは家計の負担軽減にも直結しますし、電気代が安くなる電力会社に切り替えられるのであれば、多くの入居者が切り替えを行いたいと考えるでしょう。

この電力会社を切り替えることによる紹介料のストックモデルは、不動産管理業者やアパート経営者が新電力などの電力会社と契約を結び、電力を切り替えてくれた住人の数に応じて、電力会社から紹介料を受け取るという仕組みです。
先程も述べたとおり、電気代が安くなるのはメリットしかありません。そのため、アパートの共有掲示板に電力会社切り替えの案内を掲載しておけば、自ら切り替えをする人も大勢出てくると予想できます。管理人が直接切り替えの交渉をする必要もないため、非常に少ない労力で一定の収益確保が望めるストックモデルになります。もちろん、住人が入れ替わる度にこの紹介料は発生します。住人が増えれば増えるほど、紹介料による収益も増えるのです。

まとめ

家賃収入以外に新たな収益の柱を立てるには、入居者側の要望を叶えつつ、多くの利益を生み出すストックモデルが必要です。そこでおすすめなのが、『電力会社を切り替えることによる紹介料のストックモデル』です。
家賃収入だけでは、経営が厳しいと感じている不動産管理業者やアパート経営者の方は、ぜひ電力会社を切り替えることによる紹介料のストックモデルを利用してみてはいかがでしょうか?

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