寒くても快適に節電!暖房の設定温度と節電のコツ

寒くても快適に節電!暖房の設定温度と節電のコツ

冬になると、暖房を使い始める方も多いのではないでしょうか。暖房は便利ですが、つけすぎると電気代がかさむというデメリットもあります。本記事では、エアコンの暖房で推奨される設定温度、節約や上手に使うためのコツについてご紹介します。

部屋全体を暖めたいならエアコンがおすすめ

エアコンは、部屋全体を効率よく暖められる暖房器具です。おすすめの理由には以下が挙げられます。

広範囲を暖められる

エアコンは、室内の空気を循環させることで、広範囲を暖めることができます。一方、ストーブやファンヒーターは、直接熱を当てることで暖めるため、広範囲を暖めるには複数台を設置する必要があります。そのため、エアコンは、広い部屋や複数人で使用する部屋に適した暖房器具と言えます。

省エネ性能が高い商品が多い

近年のエアコンは、省エネ性能が向上しています。省エネ基準達成率が高いエアコンであれば、一般的なストーブやファンヒーターよりも電気代を抑えることができるでしょう。

もちろん、エアコンの電気代は、機種や使用時間、設定温度などによって異なります。しかし、一般的に部屋全体を暖めるなら、エアコンはコスパが良いと言えるでしょう。

エアコンの暖房の設定温度は何℃がおすすめ?

エアコンの暖房の設定温度は、環境省は20℃を推奨しています。あくまでこの数値は目安であり、1℃下げるだけでも電気代は約10%節約できるため、無理のない範囲で設定温度を下げてみましょう。

人が快適だと感じる環境には、温度と同時に湿度も密接に関係しており、同じ温度でも、湿度が変わることで快適さも大きく異なります。

同じ室温の中でも湿度が30%変わることで、手や足の末端は2~3℃高く感じることから、冬場は室温を上げるよりも、加湿器を使用して部屋の湿度を上げるほうがより効果的といえます。

ただし、寒さを感じたり、体調を崩したりしないよう、注意が必要です。

また、無理のない範囲で使用時間を減らす方法もあります。1日1時間、使用時間を減らした場合の省エネ効果(年間)は以下とされています。

・設定温度20℃の暖房 電気40.73kWh、原油で10.26L CO2削減量16.8kg

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンの電気代を節約する方法には、設定温度の他にも以下が挙げられます。

省エネ性能の高いエアコンを選ぶ

省エネ性能の高いエアコンであれば、電気代を抑えることができます。省エネ性能とは、省エネルギー能力の特性を大きさで表したもののことです。 省エネ性能は定量化された指標で表し、表示形式には、「統一省エネラベル」名 があります。

統一省エネラベルは、2022年1月から導入された新しい省エネラベルです。従来の省エネルギーラベルと比べて、より分かりやすく、比較しやすいように改良されています。

このラベルを見ることで、省エネ性能の高いエアコンを選べるでしょう。

こまめなフィルター掃除を行う

フィルターに汚れが付着すると、空気の流れが悪くなり、電気代が上がってしまいます。こまめにフィルター掃除を行うことで、電気代を節約できます。

加湿器を取り入れる

湿度を上げると体感温度が上がると言われているため、エアコンの設定温度を下げることができます。ただし、加湿器を使うことで、電気代が上がる可能性もあります。加湿器の種類や使用方法によって電気代は異なるので、使用前にチェックしてみましょう。

エアコンの使用時間を短くする

エアコンの使用時間を短くすることで、電気代を節約できます。就寝時や外出時などは、エアコンを切るようにしましょう。

部屋の断熱性を高める

部屋の断熱性を高めることで、室内の熱が外へ逃げにくくなり、エアコンの運転時間を短くすることができます。窓ガラスに断熱シートを貼ったり、カーテンを厚いものに変えたりすると効果的です。

サーキュレーターを併用する

サーキュレーターを併用することで、部屋全体の空気を循環させ、効率よく暖めることができます。エアコンの風向きを下向きに設定し、サーキュレーターで上向きに空気を循環させると効果的です。

エアコンの自動運転モードを使う

エアコンの自動運転モードを使うことで、設定温度を維持するために必要な運転をしてくれるため、電気代を節約できます。
運転し始めるときから風量を弱めにすると電気代を節約できるように感じますが、実はそうではありません。エアコンが電力を消費するのは、電源をONにした直後から設定温度になる直前までで、設定温度になった室温を維持するのには、あまり電力がかかりません。

これらの方法を組み合わせることで、より効果的に電気代を節約することができます。

さらに節約したいなら市場連動型プラン「Styleプラス」がおすすめ

市場連動型プラン「Styleプラス」は、基本料金0円(動力契約以外)で利用できるプランです。Styleプラスは、日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格と連動した料金設定※1なのが特徴です。このため、市場価格が安い時間帯に電気を使えば、使用量はそのままに、電気代を抑えられます。電気代を節約したいと考えている方は、ぜひStyleプラスを検討してみてはいかがでしょうか。

※1 市場からの電源調達料金の他、託送料金およびサービス料金を含む「固定従量料金」がかかります。

スマートに使って、おトクになろう! Styleプラス

エアコンを効率的に使おう

暖房の設定温度は、環境省は20℃を目安としています。1℃下げるだけでも電気代は約10%節約できるため、無理のない範囲で設定温度を下げてみましょう。また、サーキュレーターや加湿器を使う、こまめにフィルターを掃除するなど、暖房以外の節電方法も取り入れることで、より効果的に節電できます。自分に合った方法を取り入れてみてはいかがでしょうか。

新電力カテゴリの最新記事