引越しをするとき荷造りは大変ですが、断捨離をするいい機会です。引越し前に不要なものを捨てておけば荷物が減って荷造りも楽になります。スッキリして気持ちのいい状態で新生活を始められるでしょう。ここでは新生活前に断捨離をするときのコツについて説明していきます。
そもそも断捨離とは?
Wikipediaより一部抜粋すると「断捨離」とは、不要な物を「断ち」「捨て」、物への執着から「離れる」ことにより、身軽で快適な生活と人生を手に入れようとする、とされています。ヨーガの行法が元になっているため、単なる片付けとは異なるものとされているようです。単純に物を捨てるだけではなくて、快適な生活を送る為のものということであれば新生活にはぴったりですね
断捨離の効果
不要な物を捨て、手に入れないようにすると生活に様々な効果が生まれます。
自分にとっていらない物を断ち、捨てることで物への執着から離れることを目的としています。必要なものと不要なものを分けていく過程で、自分の本当の価値観を把握できます。
お金が貯まりやすくなる
まず、お金が貯まりやすくなります。断捨離をすると今家にあるものを自身で明確に把握できるようになるため、あるもの・似たようなものを買ってしまったということがなくなります。
「生活に本当に必要なものか」を見極めてから買うという習慣がつくようになるので、無駄な浪費が減るようになります。
健康的になる
部屋を占有していた物が減ると、ハウスダストやダニなどアレルギーの原因物質が溜まる原因も減るので健康的な生活を送りやすくなります。アレルギーでお困りの方にはとくにおすすめです。
また、寝室周りのものが減ると睡眠の質が上がる効果も期待できます。寝つきや目覚めが悪い場合は、断捨離をしてみてはいかがでしょうか。
探し物の時間が減る
物自体が減るので探し物が見つけやすくなります。断捨離によって物の管理を行き届かせるようになると、探しものの時間が無くなって時間の余裕も出来ます。
効率的に断捨離をするコツ
いざ、断捨離をしようとすると、スムーズにいかないことが多いです。捨てるという決断がなかなかできず、結局不要なものを多く残したまま終わってしまうこともあるでしょう。そうならないためのコツは、「捨てずに残す物の量をあらかじめ決めておく」ということです。
引越しならダンボール○箱分という具合で決めるとちょうどいいでしょう。残す物をそのままダンボールに入れて荷造りできます。
処分して後悔しそうな物は一定の保管期間を決めて残すこともおすすめです。 捨てるか捨てないかをなかなか決められず作業が進まない場合には、「捨てる基準」を設けてみましょう。ジャンル別に詳しく紹介します。
衣類の断捨離
おしゃれが好きな人なら衣類もたくさん持っているでしょう。あまり着ていない衣服やしばらく着ていない衣服も、また着るかもしれないということで、残しておきたいと思う人は多いです。昔は気に入って着ていた衣服だと、今は着ることがなくても捨てるのが忍びなく感じられるかもしれません。
しかし、好みが変わってしまえばもう着ることはないのではないでしょうか?ワンシーズンで1度も着なかった衣服は、来年以降に着る可能性はかなり低いです。そのため、1年以内に着たことがあるかどうかで基準を設けるとスムーズに断捨離できます。
逆に着る頻度が減っただけで1年以内に何度か着ている衣服は、今後も着る可能性があるため残しておくといいでしょう。
雑貨類の断捨離
雑貨類は衣類と違って1年間全く使わなかった場合でも、また使うこともあります。もともと使う機会が少ない雑貨類もあるでしょう。アクセサリーやバッグなど身に付ける装飾品から、インテリア雑貨やちょっとした小物など、お部屋のインテリアとして置いているものも多いかと思います。 そのため、“今”使っていない物や他のもので代用できる物、本当に欲しくて手に入れた物でなければ処分するのが丁度良い基準となるでしょう。
本・漫画類の断捨離
本や漫画はかなりスペースを占有するため、引越しを機に断捨離すればスッキリするでしょう。しかし、本や漫画も衣類と同様に昔は好きだったものがなかなか捨てられない人が多いです。
そのため、既に読み終えた本や漫画は、読み返してみる明確な予定がなければ思い切って捨てるようにしましょう。いつかまた読み返すかもしれないくらいに思っている本や漫画は断捨離の対象にして問題ありません。
思い出の品の断捨離
断捨離で多くの人が迷うのは思い出の品です。写真やアルバムなどの思い出の品は、捨ててしまって後悔する人も多いです。一方で写真やアルバムはそれほどスペースを占有するものではありません。そのため、写真やアルバムはできるだけ残しておくのが無難です。
もしどうしても写真やアルバムを処分したいのであれば、スキャナーなどでデジタル化しておくといいでしょう。デジタル化すれば現物を処分してしまった後でも見ることができます。
形のあるモノ以外も断捨離
断捨離できるのは形のあるモノだけではありません。現在契約しているサービスなどもこの機会に見直し、無駄がないかどうかチェックしてみましょう。
利用していないサブスクを解約
スマホアプリで音楽や動画、ゲームなどのサスクリプションを利用している人は多いです。そのサービスを普段からよく使っているのであれば、引越し後も継続して利用するのがいいでしょう。しかし、あまり使っていないようであれば、これを機に解約しておくことをおすすめします。
月額数百円程度のサブスクリプションだと、小さな金額に思えるかもしれませんが、1年間の金額で見ると意外と大きな出費になっていることがあります。
スマホのデータを整理
スマホに保存しているデータの中にも不要なものがあれば削除しておきましょう。新生活を始めると多くの人と出会うため、アドレス帳やSNSの友達なども整理しておくといいかもしれません。連絡を取らなくなった人を削除するのに抵抗があれば、グループ分けなどをして分かりやすくしておくだけでもいいでしょう。
使っていないアプリやSNSの公式アカウントは削除することで、必要のない通知も減ります。アプリや公式アカウントなどは、一度削除しても再登録可能なものがほとんどで、もし後で必要になっても特に困ることもありません。
電力会社も見直すいい機会
引越しをした後には、新居で電力会社と契約する必要があります。多くの人は特に考えずにその地域の大手電力会社と契約するかもしれません。しかし、引越しを機に電力会社も見直してみるのがおすすめです。
たとえば、電力会社を大手電力会社から新電力会社に切り替えることで電気代が安くなるのも大きなメリットです。電気の質は、大手電力会社と比べても大きな違いはなく、停電しやすくなるなどのリスクもありません。そのため、生活の質を落とさずに節約できます。新しく契約するということで、見直すいい機会と捉えましょう!
まとめ
引越しをするときや新生活を始めるときは、断捨離をする絶好の機会です。衣類や雑貨などのモノはもちろんのこと、意外と見直す機会のないスマホ内のデータや普段使っているサービスなど、モノ以外の断捨離も実施してみましょう。スッキリとした気分で新生活を始められます。