「生活費を節約したい」と考えた時、まず目を向けるのが固定費ではないでしょうか。特に秋から冬にかけては、お風呂やキッチンでガスを使う機会が増えるため、ガス代が高くなりがちです。そこでこの記事では、自宅で今日から試せる簡単な節約術についてご紹介します。
平均的なガス代はどれくらい?
ガス代は、ライフスタイルや世帯人数によって異なります。
総務省の「2019年家計統計調査」によると以下のようになっています。
- 1人世帯 3,012円
- 2人世帯 4,488円
- 3人世帯 5,061円
- 4人世帯 5,129円
- 5人世帯 5,350円
基本的に、人数が増えるほどガス代が高いことが分かります。
ガス代の種類を知っておこう
ガス代は世帯人数のほかに、種類によっても変わるのをご存知ですか?
普段使用するガスは、大きく分けて「プロパンガス」と「都市ガス」に分けられます。
この2つの主な違いは以下のようになっています。
プロパンガス
プロパンガスは、石油ガスを液化することで作られるガスです。
空気よりも重く、無色無臭なのが特徴です。家庭で使われるガスは、ガス漏れなどに気づきやすいように人工的に臭いがつけられています。
LPガスと書かれたボンベが家の外に設置されている場合はプロパンガスを使用しているので、迷ったときは確認してみましょう。
都市ガス
メタンを主成分としたガスです。空気よりも軽いため、ガス漏れが発生した場合はガスが上昇します。もともとは無臭ですが、プロパンガスと同じように安全のため臭いをつけています。
一般的に道路の下にあるガス導管を通じて各家庭に供給しています。
ガス代の節約術10選
ちょっとしたことでも、ガス代の節約につながります。ここでは今日からでもチャレンジできるガス代の節約方法をご紹介します。
キッチン編
- 電子レンジを積極的に使う
ガスコンロがあるキッチンは、ガスを日常的に使用しています。ガス代が高いなと思ったら、電子レンジ調理を積極的に行ってみてはいかがでしょうか。
たとえば野菜を茹でたい時、味噌汁やカレーを温める時に電子レンジを使用しましょう。 - 調理方法を見直す
電子レンジ以外にも調理方法を見直すことで、ガスの使用を減らしてみましょう。
たとえば以下のような方法があります。
・圧力鍋など予熱調理を積極的に使用する
・熱伝導力の高いフライパンや鍋を使用する
・お湯を沸かす際は電気ケトルを使用する - 給湯器の設定温度を見直す
給湯器を使っている場合、設定温度を見直しましょう。 お湯を出す時に温度が高めになっていれば、それだけガスを消費します。38~40度に設定しておくだけで、ガス代の節約につながります。
お風呂編
ガスの使用量が多いのがお風呂です。日常的に気をつけるだけで、ガス代の節約につながります。
- 追い焚き回数を少なくする
便利な追い焚き機能ですが、ガス代を大きく消費してしまいます。追い焚きをできるだけ少なくすればそれだけガス代が節約できるでしょう。
追い焚きを少なくするには、以下の方法がおすすめです。
・お風呂に蓋をする
・保温シートを使う
・できるだけ家族の入浴時間を揃える - 溜めるお湯の量を少なくする
浴槽に入った際にお湯があふれるようなら、溜めるお湯の量を見直してみましょう。溜めるお湯が少なくなれば、それだけガス代も減ります。 - 設定温度を下げる
ガスの設定温度が高いほど、ガスを多く消費します。そのためできるだけ設定温度を抑えることが節約には大切です。
季節や気温に応じて、設定温度を見直してみましょう。
契約を見直す
根本的にガス代を減らしたいなら、今の契約を見直してみましょう。ガス会社の選択の自由化により、各家庭で自由にガス会社を選ぶことができます。
ガスの料金は一律ではなく、ガス会社ごとに価格を定めています。ガスの単価が今の会社よりも安ければ、その分大きくガス代を下げることにつながるでしょう。
もし今よりも安価なプランを提示している会社があれば、ガス会社を変更してみるのがおすすめです。
さらに光熱費を見直すなら電力会社を変えてみよう
ガス代のほかにも光熱費を見直したいと考えているなら、電力会社も見直してみてはいかがでしょうか。電力会社も自由化により任意の電力会社を選ぶことができます。
また電気やガスを単体で契約するよりも、セットで契約した方がよりお得なプランになる場合が多いです。お得な割引プランで契約できれば、年間の電気・ガス代を大幅に節約できるでしょう。
電力会社の比較はインターネットからでも簡単にできます。申し込みもそのままインターネットでできるのでぜひ試してみてください。
まとめ
日々の生活で欠かせないガスですが、ガス代が高くなってしまうと家計を圧迫する結果になってしまいます。意識的に節約することで、ガス代を抑えていきましょう。
また節約するならガス代だけでなく、電気代も見直してみましょう。特に契約している会社を見直す場合は、ガスと電気がセットになったプランにした方がお得になる場合もあります。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか?