人生の中で最大のイベントといっても過言ではない結婚式は、「広い会場がいい」「素敵なドレスを着たい」「料理にこだわりたい」など、いろいろな希望や理想をお持ちのことと思います。
しかし、結婚式にかけられる費用が限られていると、希望をすべて叶えるのは難しいものです。少しでも理想に近づけるためには、どこかで妥協をしないといけないわけですが、そもそも結婚式の費用は抑えることができるものなのでしょうか?
結婚式の費用ってそもそも削減できるもの?
結婚式の費用は100万円以下で済ませる方もいらっしゃれば、何百万もかけて盛大に行う方もいらっしゃいます。
結婚式の費用が一律ではなく個人差があるということは、費用の削減は可能ということです。
たとえば親族と数人の友達のみで式を挙げたい方は、大人数を招待する方より会場費が安く済みます。招待状や式場でのメニュー表などを自作するなど、式場に任せる作業を減らせばより費用を抑えることができるでしょう。
このように、どの部分をどれだけ節約できるかは、結婚式に求める条件によって異なるので、個人差がありますが節約は可能です。
結婚式で費用が削減可能な6つのポイント!
結婚式で費用を抑えることができるポイントはいくつかありますが、その中でも実行しやすい項目を5つ紹介しますので参考にしてください。
会場の料金
結婚式場のレンタル費用は、
- 会場の場所
- 広さ、収容人数
- 式場を建てる際にかかった費用
などによって変わってきます。
たとえば、車でしか行けない式場より、駅チカなど公共交通機関で行ける場所にある式場のほうが会場のレンタルにかかる費用は高い傾向にあります。
式場の装飾が豪華絢爛であるほど建設時に費用がかかっているので、それに伴いレンタル費用も高くなります。
そこで来場者がどうやって会場に来るのか、式に何人招待したいのか、豪華な式場を選ぶ必要があるのかを見直すと、会場のレンタル費用を抑えられるはずです。
招待状やメニュー表
結婚式の招待状や食事のメニュー表などのペーパー類は、式場に任せる方法だけでなく新郎新婦で作成する方法も選べます。
自作すれば、当然ですが費用はかかりません。インターネットで検索をすれば、招待状などのテンプレートが利用できますので、プリンターがあれば作成はそれほど難しいものではないでしょう。
ブーケや会場の装飾に使うお花
式のときに新婦が持つブーケや会場内に飾るお花も、自分たちで手配をすれば費用の節約につながります。
式場に任せるとデザイン料も含まれるので、依頼するデザインによっては思ったより費用が高額になるケースも。自分たちで用意をすればデザイン料は不要なので、花代だけで済みます。
フラワーアレンジメントが好きな方や、普段インテリアとして部屋に花を飾る習慣がある方はチャレンジしやすい項目ではないでしょうか。
会場の装飾
会場入り口の装飾やウェルカムボードも自作すれば費用を抑えることができます。
近ごろウェルカムボードは節約目的だけでなく、「自分たちで式を作り上げたい」との思いから、式場に依頼するのではなく新郎新婦で作成する方も増えているのです。
装飾の作成で使う材料はホームセンタだけでなく100円ショップにも多数ありますから、材料の購入先を工夫すればより節約につながります。
披露宴でのお料理や飲み物
披露宴で振る舞うお料理や飲み物によっても費用が変わってきます。
コースに出てくるお料理の品数やメインディッシュのランク、アルコール類の銘柄で一人あたりにかかる予算に違いが出てくるので、ゲストにあった品目を選ぶのも手です。
お料理などは事前見学のときに食べさせてくれるケースがほとんどです。自分たちの味覚で納得いく味であれば、特に高級なものにする必要はないかもしれません。
式で使用する写真や動画
式で使用する写真や動画は、式場に依頼するとクオリティの高いものを作成してくれます。しかし、クオリティが高いほど作成に費用がかかるため、費用を抑えたい方にとっては少しネックかもしれません。またアルバムを作成するかによっても数万円から数十万円の費用が必要です。
そこで写真や動画の使用を諦めるのではなく、自作に切り替えて写真・動画にかかる費用を削減してはいかがでしょうか。
今ではスマホやパソコンで簡単に画像が編集できるアプリやソフトが多数ありますから、そのようなツールを利用すれば技術や知識がなくても動画が作成できます。
写真は日々の中で撮影したものを使うと、アットホームな雰囲気の式に仕上がるので、プロが制作したものとはまた違った楽しみ方ができるでしょう。
結婚式で失敗しないために注意すべき点
結婚式の費用を節約しすぎてしまうと、「思ったよりクオリティの低いものになってしまった」「妥協ばかりで納得のいく式ではなかった」などの問題に発展する可能性があります。
費用を抑えても新郎新婦や親族、参列者が満足できる素敵な結婚式にするには、節約をするときに2つの点に注意してください。
「譲れる部分」「譲れない部分」について話し合う
結婚式の条件には、必ず譲れる部分と譲れない部分があるはずです。譲れない部分の費用を抑えてしまうと、満足できない結婚式になってしまう可能性があるので、譲れる部分から費用を見直しましょう。
2人が納得のいく式に仕上げるために、必ず新郎新婦で話し合いを行い、片方だけの意見を通さないよう注意してください。
自作する場合は納期に注意をする
ペーパー類やウェルカムボードを自作する場合、式場のスタッフから納期を伝えられるはずです。
自作する場合の失敗談としてありがちなのが、納期ギリギリになってしまい、雑な仕上がりになってしまうというもの。
結婚式までは何かと忙しい日々が続きますから、満足できる製作物が仕上がるよう、あらかじめ計画を立てて作成を進めていきましょう。
日頃から節約する習慣を付ける
中には、「結婚式費用は節約しようと考えていたけど、やっぱりもう少し豪華にしたい!」と感じる人も多いかもしれません。そんなときには、結婚式用の費用を捻出するために、日頃の生活費など他の部分で全体的に節約が出来ないかを考えてみましょう。
たとえば、毎月かかる固定費の電気代。日頃からムダ使いをなくし節電する習慣を付けることも大切ですが、電力会社の見直しで削減できることもあります。新電力会社ではお得なプランが多くありますので、ぜひ最適なプランを探してみてはいかがでしょうか?
電力会社の切り替えもインターネットで簡単に出来ることがほとんどなので、ぜひ一度検討してみると良いかと思います。
まとめ
結婚式の費用はある程度パッケージ化されていると考えている人が多いかもしれませんが、必要なものを自分たちで作成したり、式場選びを見直したりすることでかかる費用を抑えることができます。
ただし、むやみやたらと削減してしまうと、せっかくの結婚式が納得のいかないクオリティになる可能性もあるので、新郎新婦でよく話し合い、優先度の低い条件から削減を考えましょう。そして、結婚式費用のために、月々の電気代など節約できそうなところからはじめ、早めに計画を立てておくこともおすすめです。