お得に手軽にSDGs!未来を変える電気自動車とガソリン車の違い

お得に手軽にSDGs!未来を変える電気自動車とガソリン車の違い

車を運転する人にとって、ガソリン代は日常的に必要なコストです。
「もう少しガソリン代が安いといいのに」と感じている人に、ぜひ知っていただきたいのが、電気自動車です。
この記事では電気自動車に興味のある方や購入を考えている方向けに電気自動車のメリットやデメリット、ガソリン車との違いなどについて解説していきます。

電気自動車とガソリン車の違いとは?

電気自動車とガソリン車の違いとは?

電気自動車は、その名の通り電気で走る車のことで、「Electric Vehicle」を省略して「EV車」とも呼ばれています。
電気を使った電気モーターを駆動力に動き、ガソリンは使用しないため、二酸化炭素の排出がなく、地球に優しい次世代カーとして注目を集めています。

一方、ガソリン車は、エンジン中でガソリンを燃焼させて、そのエネルギーを使って走ります。
ガソリンを燃焼させるため、二酸化炭素や窒素酸化物を排出しているのです。

それでは、電気自動車とガソリン車の燃料代を比べてみましょう。

燃料代比較!電気自動車vsガソリン車

ここで、100キロメートル走行するのに必要となる費用を計算します。

電気自動車の例

電費が6km/kWhの電気自動車に、20円~30円/kWhの電気を蓄えて100キロメートル走行するためには、電気代は333円~500円ほどかかります。


※電費(でんぴ)とは、電力エネルギー源(各種電源、バッテリなど)の単位容量あたりの走行距離、 もしくは一定の距離をどれだけの電力で走れるかを示す指標のことです。

ガソリン自動車の例

燃費が20km/Lのガソリン車に、144円/Lのガソリンを入れて100キロメートル走行するためには、ガソリン代は720円必要となります。

このように、電気自動車とガソリン車では、同じ100km走行するのに燃料代にかなり違いがあります。

電気自動車のメリットは?

電気自動車のメリットは?

電気自動車の燃料代以外のメリットには、次のようなものがあります。

振動が少なく、走行が静か

バッテリーに蓄えた電気モーターを駆動させて走行する電気自動車は、静かで振動が少ないという特徴があります。加速も、大変スムーズです。

ガソリン車の場合、エンジンでガソリンを燃焼させていますから、どうしても走行時には振動が発生し、音が気になることもあります。

コストパフォーマンスが高い

ガソリンではなく電気で走るので、かかるのは電気代のみです。前述した通りガソリン車と燃料代を比較した場合、安くなる可能性が高いです。また、深夜料金が割安になっている電気料金プランで深夜のみ充電するようにすれば、電気代を更に安くできるでしょう。

災害時に蓄電池として利用できる

あまり知られていませんが、電気自動車は蓄電池としても利用できます。災害時や緊急時に停電が起こった場合に電気自動車を非常電源として活用できるので万が一の際にも安心です。

電気自動車はSDGsの一端を担う

SDGsは、持続可能な成長を実現するために、17つの世界的目標と169のターゲットで構成されています。
現在、目標の13番に関する気候変動問題は、年々深刻化している状況です。
気候変動問題を改善するために、世界各国ではカーボンニュートラル実現に向けての活動を活性化させています。
日本でも「2050年までに、温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」と宣言しています。
カーボンニュートラルとは、気候中立という意味で、二酸化炭素排出量と吸収量がトータルでプラスマイナスゼロになることです。
カーボンニュートラルの実現には、ガソリン車による二酸化炭素や窒素酸化物排出をゼロにする必要があり、どうしても排出されてしまう分を植林等による吸収・除去等を行い、プラスマイナスゼロの状態にしなくてはいけません。 その一翼を担うのが、二酸化炭素排出ゼロを可能にする電気自動車なのです。

出典:環境省「2050年カーボンニュートラルとは」

一方、デメリットはある?

電気自動車の販売価格は、ガソリン車と比較すると高い傾向にあり、充電に時間がかかるなどのデメリットもあります。補助金・減税を活用したり、使用しない時間帯に充電をしたりと工夫をするようにしてみましょう。

電気自動車購入時には減税や補助金も利用できる!

電気自動車を購入する際には、国や自治体から補助金が出ることを知っていますか?
車を購入した後に申請することで、環境性能に優れた車を対象とした減税や補助金が利用できます。

充電は自宅でもOK

ガソリン車の場合、ガソリンスタンドで給油します。
では、電気自動車の場合はどこで充電するのかというと、充電スポットまたは自宅に設置した充電器で行うのが一般的です。 日本は現在、EV車導入について積極的に取り組んでおり、充電スポットは2018年時点で約3万箇所となっています。

参照:国土交通省 経済産業省「EV/PHV普及の現状について」

自宅に充電器や充電スタンドなどを設置する場合は、補助金や減税対象になることもあります。
電気自動車購入時には、自宅最寄りの充電スタンドの場所を確認しましょう。
そのうえで、充電スタンドで充電するのと、自宅で充電するのでは、どちらにメリットがあるかをよく検討してください。

電気自動車の充電にも、新電力なら安心

電気自動車の充電にも、新電力なら安心

電気自動車を充電する費用も、できる限り抑えたいですよね。そんなときにおすすめなのが、電力会社の切り替えです。

新電力会社とは、電力自由化後に新しく電気の小売り販売事業を始めた電力会社のことを指します。      新規顧客を増やすために、電気代金が割安に設定されている新電力会社ですが、このような社会情勢を受け、電気自動車ユーザーが自宅で快適に充電できるプランを数多く展開しています。

新電力会社に切り替えることは、日常的な電気代の節約にもつながります。
そのうえ、電気自動車をお得に充電できるプランがあるとなれば、それは大きな魅力になります。 先ほども述べた通り、電気自動車はガソリン車に比べて燃料代がもともと安く設定されていますし、いろいろな意味でお財布にも、環境にも優しい生活が実現できるのです。

新電力会社への切り替えで電気自動車をさらにお得に!

新電力会社では、地域電力会社と比べて使用量や基本料金の単価が安く抑えられていたり、独自のお得プランを設定しているところがほとんどです。また、深夜電力を使って毎晩電気自動車に充電しても、電気代が家庭の電気使用量相当分のみの負担でOKというようなお得なプランを設けている所もあります。
電気自動車は導入時に少し費用がかかりますが、長期的なメリットを考えると大変お得です。
充電器を自宅に設置をしたとしても、そのほかのランニングコストが抑えられますから、一度検討してみてくださいね。

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