月々の光熱費を節約したいけど、オール電化と電気・ガスの併用はどちらがお得なのだろう?と悩んでいませんか? この記事では、オール電化とガスのコストや料金をはじめ、1ヶ月1ヶ月の電気代を比較検証します。電気代を節約するコツもあわせて紹介するので、光熱費の節約を心がけている方は必見です!
オール電化の基本料金とエネルギーコスト
東京電力の電気料金プランを参考にした、オール電化の基本料金とエネルギーコストは以下の通りです。
スマートライフSプラン
基本料金(10Aにつき) | 286.00円(15Aの場合:429.00円) |
電力量料金 (1kWh) | 日中:25.80円 深夜:17.78円 |
スタンダードSプラン
基本料金(10Aにつき) | 286.00円(15Aの場合:429.00円) |
電力量料金 (1kWh) | 120kWhまで:19.88円 121~300kWh:26.46円 301kWh以上:30.57円 |
スマートライフは午前1時~6時の電気代が安くなるため、夜間蓄熱式機器(エコキュートなど)を使用している人におすすめです。
職場や学校で過ごすことが多く、普段あまり家に居ることがないという人はスタンダードの方が電気代は安くなるでしょう。
ガスの基本料金とエネルギーコスト
ガスの料金とコストは、都市ガスとLPガスとで異なります。東京ガス及び東京プロパンガス株式会社の料金プランを参考にしたガス料金は、以下の通りです。
都市ガス(東京ガス)
基本料金 | 759.00円~ |
単位料金(1㎥あたり) | 0㎥~20㎥:145.31円~ |
LPガス(東京プロパンガス)
基本料金 | 1,760円~ |
単位料金(1㎥あたり) | 506円~ |
都市ガスに比べてLPガスは、料金が高くなることがわかります。
例えば、1ヶ月に20m3のガス使用量で計算した場合、都市ガスは約3,700円ですが、LPガスは約12,000円になります。
(料金は税込み)
参考:東京電力/東京ガス/東京プロパンガス株式会社
オール電化とガス併用はどちらが安い?
では、オール電化と電気+ガス併用の電気代はどちらが安いのでしょうか?
家族構成や住宅の規模にもよりますが、オール電化の平均電気代は1ヶ月15,000円前後です。電気代だけで見ると高く感じますが、給湯や調理などもすべて電気でまかなうため、光熱費を管理しやすいというメリットがあります。
オール電化の料金プランは、時間帯によって電気代が変動することが特徴です。電気の需要が比較的低い夜間や休日などは電気代が大幅に割り引かれることが多いため、夜間に電気をよく利用する方はお得になります。
電気とガス併用の電気代は、それぞれの配分によります。ただし基本料金そのものは、電気286円(10Aにつき)+都市ガス759円の1,045円(LPガスの場合は2,046円)と高くなってしまいます。
1ヶ月の電気代とガス代は、普段の生活でどのような場合に電気やガスを使用するかによって変わってくるでしょう。
月々の電気+ガス代を安くする方法
月々の電気代やガス代を節約するには、どんな方法があるでしょうか。おすすめの節約法を、3つ紹介します。
ひと部屋に家族が集まる
エアコンや暖房を使う季節は、ひとつの部屋に家族が集まって過ごすのがおすすめ。稼働する冷暖房機器を一台で済ませられる他、たくさんの照明を使う必要がなくなります。
一人暮らしの人は、日当たりの良い部屋をメインに使うなどの工夫をしてみましょう。照明を使う頻度が減り、電気代の節約になります。
時短調理や保温調理
自炊派の人におすすめなのが、料理をするときの節電です。
食材の加熱に電子レンジを利用したり、保温用バッグを使って余熱調理をしたりと、工夫次第では大幅な電気代節約になります。加熱時間を減らすだけで、節電効果を実感することができるでしょう。
また、調理をガスでまかなっている家庭は、電気調理器をできるだけ利用することでトータルの光熱費が安くなることもあります。
新電力会社への切り替え
すでにギリギリまで節約をしている人や、なかなか節電を意識することができないという方には、新電力会社への切り替えがおすすめです。今よりも安いプランで電力を提供してくれる会社がないかどうか、調べてみるのはどうでしょうか。
新電力会社への切り替えは、契約する電力会社が変わるだけで電気の質は変わらず普段の生活を続けることができます。アンペア数が変わることはなく、電気の使用量に制限がつくこともありません。
現在はさまざまな電力会社を選ぶことができるため、一度シミュレーションをしてみることをおすすめします。
まとめ
オール電化とガス併用の電気料金の違いは、使う頻度やシーンによって異なることがわかりました。オール電化の場合は月額平均15,000円前後と少々高い印象ですが、ガス併用の場合は都市ガスかLPガスかでも大きな違いがあります。
調理・給湯・冷暖房など、何にどのエネルギーを使っているかによって、1ヶ月の電気代が変わってくるでしょう。
どんな生活でも電気代を節約できる方法は、電力会社の切り替え。これまでの電気使用量はそのままに、契約を切り替えるだけで1ヶ月の電気代が安くなるおすすめの節約方法です。
すでに普段から節電をしている人や、節電するのをつい忘れてしまうという人でも、新電力会社への切り替えなら簡単にできます。契約を見直して、1ヶ月の電気代を安く済ませましょう!