2人暮らしの夫婦、食費節約術を紹介します!

2人暮らしの夫婦、食費節約術を紹介します!

夫婦2人の生活はとても快適なものですが、「お金が足りない……」「将来に向けて貯金したいのだけれど、食費がちょっときつい」などのように悩む人もいるのではないでしょうか。
ここでは、夫婦2人の生活の平均消費額を紹介するとともに、食費節約術やそれ以外の節約方法をお伝えします。

2人暮らしの夫婦1か月の一般的な平均生活費について

「どのように節約したら良いか」を考える前に、まずは「そもそも世の中の人はどれくらいの生活費で、家計をやりくりしているのか」を知ることが重要です。これを知ることによって、「節約すべきところ、節約できるところ」が見えてくるからです。

ゼクシィが2016年に出した「ゼクシィ新生活準備調査2016」によれば、1か月あたりの平均生活費の金額でもっとも多いのは、「20万円~25万円」の層でした。次いで、「15~20万円」、3位に「25万円~30万円」でした。

最も多い割合を占めるのは住宅費

この生活費のなかでもっとも多くの割合を占めるのは、やはり住宅ローン返済額を含む「住宅費」です。住宅費は「6万円~10万円」と答えた層が多く、生活費全体の3分の1程度を占めています。

そして次に来るのが、「食費」です。これは、3万円~6万円としている夫婦が多いといえます。一般的に外食費の割合が約30%、惣菜や冷凍食品、お弁当などの調理食品は15%で、自炊以外の食事が食費の45%以上を占めています。

3位は光熱費・保険料

3位に来るのは「光熱費・保険料」でした。この2つは「やや高めの層(2万円~2万5千円)」と「やや低めの層(1万円~1万5千円)」の層に分かれています。
まずはこの数字と、ご自身の家計を比べてみると良いでしょう。

なお、「住宅費」は固定費であり、節約することは基本的にはできません。節約しようとすると住居を移すことになりますが、それもなかなか難しいのが現状です。そうなると、見直すべきは「食費」「光熱費」ということになります。

出典:ゼクシィ「ゼクシィ新生活準備調査2016」

https://souken.zexy.net/data/trend2016/XY_ML16_report.pdf

夫婦二人暮らしの理想的な食費は?

エンゲル係数を利用した場合、手取り収入の15~20%が妥当な食費とされています。
もし、ひと月の二人の手取りを合わせた「世帯の手取り収入額」が20万円なら理想的な食費額は30,000円~40,000円、30万円なら45,000円~60,000円、40万円なら60,000円~80,000円となります。

夫婦2人暮らしの食費を抑えるには?

夫婦2人暮らしの食費を抑えるためには、主に以下のような点に気を付けてみましょう!

外食を減らし、常備菜などを活用する

「外食」は、非常にお金がかかるものです。そのため、原則として自炊をするようにしましょう。
ただ、夫婦共働きの場合、毎日食事を作るのはとても大変なものです。そのため1週間に1回、休みの日に10種類程度の常備菜を作ってしまいましょう。慣れてくれば2時間~3時間程度で作り上げることができます。この10品を、お弁当に持っていったり夕飯にしたりするのです。10品のバリエーションがあれば、飽きることもありません。

また、「それでも少し飽きてきたかな」と感じたのなら、「メインとなる料理だけ、味付け肉を買ってきて焼く」「煮込み肉の常備菜を具材としてオムライスを作る」などの工夫をしましょう。
ちなみに、「平日の外食」を減らせば、「休日の外食」をちょっとリッチにできますよ!

「こだわるところ」と「そうではないところ」を明確にする

「節約をする」というと、ついつい「あれもダメ、これも我慢しなきゃ」という考えに行きつきがちです。しかし、食事は「摂らなければならないもの」であると同時に、「人生の楽しみ」でもあります。何もかも切り詰めていてはつまらないものです。
そのため、こだわるところとこだわらないところを明確に分けて考えましょう。

たとえば、
「国産の肉にこだわりたい。ただ、お肉の種類は鶏でも豚でも牛でも構わない」
「調味料は安いものでも構わない。その代わり、魚は良いものを選びたい」
「野菜は有機野菜が良い。ただし、ドレッシングにはこだわらない」
などのように考えるのです。

無理はしない、ただし「ちょっとだけ努力」をする

一馬力×専業主婦(夫)の場合は「食材が安いところまで、自転車で足を延ばす」などもできますが、共稼ぎの場合はなかなか難しいことでしょう。
このような場合は、「最安値のスーパーでなければ買わない」というスタイルをとるよりも、「割高な店(コンビニなど)だけを避ける」といったやり方をとることをおすすめします。
節約は、無理をすると続かないものだからです。

生活スタイルにあった新電力なら電気代節約に

上でも述べた通り、「住宅費」「食費」「保険」「光熱費」は、生活費のなかで大きな割合を占めるものです。ただ、住宅費や保険に関しては見直しが難しい……という人もいるでしょう。
そのため、食費と合わせて考えたいのが「光熱費の見直し」です。

エアコンの設定温度に気を付けたり、電気のつけっぱなしをやめたりなどの基本の節約に加え、電力会社の見直しも検討してみてください。現在は、「新電力」と呼ばれる制度もあります。電力自由化によって異業種から入ってきた新規参入事業者が行うもので、「生活スタイルによって選び分けられる電力プラン」を用意しています。

自分たちの生活スタイルに合った電力プランを選ぶことができれば、従来の電気費用に比べて、毎月3千円ほども電気料金を節約することができる可能性もあります。

比較検討しながら、上手に選んでいってくださいね。

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