節約上手な主婦は買い物が上手。毎月の固定費の負担を減らしたい、そろそろ引っ越しをしたいのでまとまった資金を貯金したい!というときにすぐ実践できて効果が出るのも「買い物」での節約です。この記事では節約に役立ち、すぐに実践できる買い物テクニックを解説します。
ムダ遣いを防ぐ!買い物前に準備すること
いきなり思い立って買い物に行くのではなく、日頃から計画的に準備しておくことで無駄な出費を抑えることができます。
お金の管理方法のコツ
- 週ごとの予算を決める
食費や日用品にいくら使うのか、まず月の予算を決めます。その後さらに細かく週ごとの予算に分けましょう。週ごとに分けるので、月前半の使い過ぎを防ぐことができます。 - 予算を一度に引き出す
銀行からお金を下ろすのは基本月に一度。買い物に行くたびに銀行からお金を下ろしていると使ったお金が把握しづらく、予算オーバーしがちです。下ろすたびに手数料がかかることもあります。 - 週ごとに小分けする
引き出してきたお金は、週ごとの予算に分けて袋に入れます。100均に売っているチャック付きのクリアケースは外から見えて便利です。その予算内で買い物をして余った分は月末に調整します。
ストックを明確にする
買い物に行く前に、冷蔵庫や倉庫のストックをチェックしましょう。これだけで「あるものをまた買ってしまった」というムダがなくなります。
洗剤やトイレットペーパーなどは腐りませんが、場所をとってしまいます。防災品以外は、なくなりそうになった場合に買い足すようにしましょう。
ホワイトボードを冷蔵庫に貼って、残っている食材や日用品をメモするとわかりやすくなります。
毎週の献立を大まかに決めておく
献立が全く頭にないと、スーパーであれこれ迷って余計なものを購入しがち。ざっくりでいいので献立を決めておくと、買い物に行くたびに迷わずにすみます。チラシをチェックして、安売りしている食材から献立を考えるのもおすすめです。
ネットスーパーも活用する
ネットスーパーなら、落ち着いて買い物ができます。「冷蔵庫に何があった?」とすぐ確認できるのもメリット。
購入時には合計金額が出るので、買い過ぎを防ぐこともできます。買い物に行くとお子さんがぐずって大変という方にもおすすめです。いつも車で買い物に行く方は、ガソリン代の節約にもなります。
節約のために買い物中に心がけること
買い物中もいろいろと心がけたいことがあります。
献立の食材はその日安いものに
例えば鶏もも肉で唐揚げの予定だったとしても、胸肉が安ければ胸肉に変更します。材料にこだわりすぎると、高くついてしまうことがあるので柔軟に対応しましょう。
「合いびき肉があるからハンバーグの予定だったけれど、豆腐が安いから麻婆豆腐に」などメニューを変えるのもアリです。
「お得」に惑わされない
「キャベツ1個80円」など大きなキャベツが安く売っていれば、心惹かれますよね。しかし少人数家族なら食べ切ることも大変。
キャベツの消費に1週間悩み続け、結局腐らせてしまうよりも、人数に見合った量を買って無駄をなくしましょう。ただし下処理して冷凍保存を考えている場合は、大きなサイズを買っても大丈夫です。
冷凍野菜を上手に使う
「あく抜きや下処理が面倒だ」「少人数家族でそれほど食べない」という場合、冷凍野菜を買う方がお得なこともあります。最近は野菜の種類も豊富です。すぐに料理に使えるため、ガスや電気など光熱費も抑えることができます。
日用品はプライベートブランドに注目
洗剤やシャンプーなどの日用品は、スーパーやドラッグストアが出しているプライベートブランドを選びます。大手メーカー品よりも安く、品質も良いのが特徴です。
買い物から帰ったらやりたいこと
買い物できたら終わり!ではありません。せっかく買ってきた食材は全部食べ切るようにひと手間かけることが大切です。
食材はひと手間が節約のコツ
食材は下処理をして冷凍すると、無駄がなく便利です。例えば味付けをして小分けにした豚肉などをジッパー付きに保存用ビニール袋に入れておきます。面倒かもしれませんが、腐らせることもなくなり、いざ料理するときかなり楽です。
日が経つといつ冷凍したのか分からなくなってしまいますので、冷凍する際は必ず日付を書いておきましょう。
作り置きおかずで乗り切る
保存が可能な作り置きおかずは、忙しいときの味方。休日や手の空いたときに1週間分を一気に作ってしまいます。お弁当のおかずとしても使えるのがメリットです。作り置きメニューはインターネットやSNSにたくさん出ているので、いろいろ試してみると飽きがきません。
作り置きや下ごしらえに電気代がかかる?
作り置きや下ごしらえには。電子レンジやIH調理器、オーブントースター、炊飯器などを使います。オール電化住宅であれば殆ど電気を使って調理となります。保存にも冷蔵庫がフル回転。そのためかえって電気代がかかるのでは?という心配になる方も多いのではないでしょうか。
そんなときに注目したいのが新電力会社への切り替えです。2016年から、家庭向け電力の販売が自由化されました。さまざまなお得プランを展開する新電力会社が増えており、価格競争も高まっているため、新電力会社に切り替えることで今の電気代よりも安くなる可能性があります。
電気代への心配が解消されれば、作り置きのレパートリーが増え、下ごしらえも豊富になります。新電力に切り替えて、節約もさらにランクアップしましょう!