スポーツジム経営でコスト削減!固定費を減らすには?

スポーツジム経営でコスト削減!固定費を減らすには?

スポーツジムを経営する場合、電気代などの固定費にかかるコストを削減するには、どのような方法があるのでしょうか。
ここでは、スポーツジム経営における経費の種類や、すぐに試せる固定費のコスト削減に繋がるテクニックなどを紹介しています。
スポーツジム経営を検討する際や、経費を減らす方法についての理解を深める際にお役立てください。

スポーツジムでかかる経費の種類

スポーツジムでかかる経費の種類

まずは、スポーツジムの経営で考えられる基本的な経費の種類について見ていきましょう。

  • 水道光熱費
    ジム内で使用する照明やエアコン、マシンを稼働する際に使う電気代に加え、シャワールームで使用する水道代といった水光熱にかかる費用です。
  • 通信費
    電話回線やパソコンに使用するインターネットの契約料金、郵便などにかかる費用です。有線放送を使用する場合は、これも通信費として計上する場合があります。
  • 地代家賃
    ジムで使用するフロアを契約する際に必要な賃料は、地代家賃として計上します。
  • 広告宣伝費
    ジムを宣伝するために必要な広告費です。チラシやのぼりの他、ホームページ作成を外注した場合にも発生します。
  • 人件費
    受付スタッフやインストラクターなど、雇用する人材への人件費となります。
  • 支払保険料
    スポーツジム経営時に加入する損害保険や火災保険にかかる費用です。
  • 消耗品費
    タオルやシャンプー、トイレットペーパーなど、ジム内で使用する消耗品にかかる費用です。
  • 器具備品
    トレーニングマシンやマットレスなど、施設に導入するマシンの購入やカウンター、ロッカーといった備品購入時にかかる費用です。

広告宣伝費や器具備品は発注した時のみかかるケースもありますが、それ以外の費用はすべて固定費として、毎月発生する経費となるでしょう。
このほかにも、シューズやトレーニングウェアのレンタルや販売を行う場合は、仕入れに必要な費用が発生します。

スポーツジム経営で固定費を減らす対策例

スポーツジム経営で固定費を減らす対策例

上記で挙げた経費について、固定費を減らすための対策をそれぞれ見ていきましょう。

水道光熱費

省エネ機能の高い業務用エアコンを導入する、シャワーを一定時間で止水する節水タイプのものに変えるほか、電気代の契約自体を割安なものへ変更するといった方法があります。
特に電気代はマシンの運転やパソコン使用、音響設備や照明など、スポーツジムの固定費の中でも占める割合が大きくなりがちです。
電力量や料金をシミュレーションして比較できるサービスなどを利用して、トータルの電力コストが低いプランへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか?新電力会社は大手電力会社に比べて、電気代が安いプランを用意していることが多いです。電気を使うほど単価が安くなるプランなどへ加入すれば、電気を多く使うスポーツジムは大幅に節約できる可能性もありますので、ぜひ検討してみると良いでしょう。

通信費

電話代や郵送にかかる費用、インターネットの使用料などはほぼ固定費となります。初回契約時にキャンペーンなどを利用し、一定期間固定費を抑える方法もありますが、回線の安定性や変更する際営業に支障がないかなどは確認しておきましょう。

地代家賃

地代家賃も変動がなく、固定して毎月発生する経費となりますが、オーナーとの交渉次第ではある程度家賃を下げることも可能です。

広告宣伝費

チラシやのぼりなどの販促物を極力減らして、SNSなどを活用したり、ホームページを自作したりする方法で、広告費を抑えることが可能です。特にSNSは積極的に活用しましょう。

人件費

受付スタッフやインストラクターへ支払う給与や報酬も抑えることは難しいものです。インストラクターを採用しないセルフ形式のジムにするか、必要な時に外注する方法にするとよいでしょう。

支払保険料

損害保険や火災保険についても、より安いプランがないか比較することが大切です。基本料金に加え、オプションプランが本当に必要なものかどうかなどもしっかりと検討しましょう。

消耗品費

タオルやバスマットなどは、ジムの規模に応じて業者からレンタルにして、回収・クリーニングまで委託した方が割安となるケースがあります。業者へ委託する場合は数社で見積りを取り、比較検討しましょう。

器具備品

導入するマシンや備品を中古のものにすることで、導入時の費用を大きく下げることが可能です。主力となるマシンなど、新品で購入する必要があるもの以外は、中古品も検討するとよいでしょう。

電気代と保険料、地代家賃、器具備品などは、固定費の中に占める割合が大きくなります。マシンや備品については購入時のみの出費となりますが、契約プランを見直せるものについては、コスト感をしっかりと持って比較検討していくことで、高い利益率を実現することができるでしょう。

まとめ

スポーツジム経営では、電気代や地代家賃、通信費などさまざまな固定費が発生します。毎月発生する費用の額が大きなものや、契約を見直すことでコストが抑えられるものについては、見積りやシミュレーションなどを積極的に利用して経費を削減することが大切です。
顧客を増やす努力と併せて固定費を減らす努力もおこなうことで、高い利益率を目指してスポーツジム経営を成功させましょう。

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