電気代&水道代をこれだけで浮かせる洗濯術

電気代&水道代をこれだけで浮かせる洗濯術

生活費の節約を考える際に、電気代や水道代をもっと浮かせられないか考える人も多いと思います。そこで目につくのが電気も水道も使う洗濯機です。今まであまり深く考えずに洗濯していたなら、もっと節約できるかもしれません。ここでは、洗濯で電気代と水道代を節約する方法について紹介していきます。

洗濯にかかる電気代と水道代はどのくらい?

洗濯にかかる電気代と水道代はどのくらい?

最初に、通常ならどのくらいの電気代と水道代がかかっているのか見ていきましょう。

洗濯だけなら電気代より水道代が多い

洗濯機は家電製品の中でも大きい方であるため、電気も多く使いそうなイメージかもしれません。しかし、意外なことに洗濯機の消費電力はそう大きくはなく、メーカーや機種による違いはあるものの、1回の洗濯で2円程度の電気代です。
その一方で、水道代が多くかかっています。1回の洗濯でかかる水道代は22円程度です。
1日1回洗濯をすると仮定すれば、電気代と水道代を合わせて1ヶ月で約720円、1年間なら約8,640円です。

乾燥機能で大量の電気を使用する

一般的なドラム式洗濯機の多くは、乾燥機能が付いています。この乾燥機能を使用する場合の電気代は1回あたり50円程度です。機種や設定によってはもっと高くなることもあります。毎回乾燥機能を使う場合には、1ヶ月で約1,500円、1年間なら約18,000円も電気代が多くかかることになるでしょう。 乾燥機能はどうしても必要なとき以外は使わないのが得策です。

電気代を節約したいなら乾燥機能は避ける

乾燥機能の電気代は1回あたり50円程度なので毎日1回乾燥機能を使う場合、1ヶ月で約1,500円、1年間なら約18,000円も電気代が多くかかることになります。急いで洗濯物を乾かしたい、雨が続き洗濯物が干せないなど、どうしても乾燥機能が必要なとき以外はなるべく使わない方が電気代の節約になります。

洗濯にかかる電気代と水道代を節約するには?

洗濯にかかる電気代と水道代を節約するには?

洗濯でかかる電気代と水道代を節約するには、洗濯機を回す回数を減らせないかどうか検討してみましょう。

洗濯物が少なければ次の日に回す

多くの家庭では、毎日洗濯をしているでしょう。洗濯物の量が多くて毎日洗濯をせざるを得ないような場合には致し方ありません。しかし、そうでない場合には、洗濯の回数を減らして節約できます。 洗濯物の量が少ない日には洗濯をせず、次の日の分と一緒に洗濯しましょう。

多く詰め込めばいいというわけではない

洗濯回数を減らそうとして、洗濯物を詰め込みすぎるのもあまり良くありません。ギリギリまで詰め込むと水流を発生させにくくなってしまいます。その結果、水も電気も多く使うため、節約としては逆効果です。汚れもあまり落ちません。一度に洗濯する量は、洗濯機に入る量の8割程度にとどめておくのが望ましいです。 同じ選択回数でも、水道代を節約できる方法はあります。洗濯物の量が多くほぼ毎日洗濯をする場合には、1回の洗濯で使用する水の量を減らすことで節約を試みてみましょう。具体的には次のような方法があります。

洗剤の量を減らす

きれいに洗うために洗剤を多く入れる人もいるかもしれませんが、適量以上の洗剤を入れても洗浄力が上がるわけではありません。すすぎで使用する水の量が増えて、水道代が増えることになるでしょう。
これまで洗剤を多く使っていた人は適量にすることで、水道代も洗剤代も節約できます。

お風呂の残り湯を再利用

お風呂の残り湯を使って洗濯することで、使用する水道代を大幅に節約できます。洗濯機では洗いとすすぎで水を使用しますが、そのうち洗いでお風呂の残り湯を使用します。
ただ、髪の毛やゴミなどが入らないように注意する必要があります。また、残り湯を使うときには入浴剤の使用は避けた方がいいでしょう。特に色付きの入浴剤だと、衣服に色が移ってしまう可能性があります。

洗濯モードを使いこなす

ほとんどの洗濯機で、標準モードやお急ぎモードなどの洗濯モードの設定ができるようになっています。お急ぎモードは、洗濯にかかる時間を短縮できるだけでなく、使用する水の量も少なめになっているのが特徴です。そのため、特に急いでいなくても、お急ぎモードを使用すれば節約になるでしょう。
また、お急ぎモードは機種によっては、スピードコースや倍速モード、時短モードなどさまざまな名称があります。

洗濯物を入れる順番にも工夫を

洗濯物を入れる順番により消費電力や使用する水の量が変わってきます。基本的に重いものや水分を含むものは下の方に入れ、軽いものは上の方に入れるようにしましょう。そうすることで回転しやすくなり、消費電力も使用する水の量も抑えられます。

さらに「すすぎ1回」で水道代を大幅に節約!

洗濯機で何も設定せずに洗濯をスタートすると「すすぎ」は2回おこなわれるのが一般的です。通常の洗濯の工程は「洗い→排水→すすぎ→脱水→すすぎ(2回目)→脱水(2回目)」という順番になり、「洗い」と2回の「すすぎ」、計3回も水を入れ替えています。 もし、すすぎが1回になれば、水道使用量を3分の2になるので、約33%の節水ができるということになります。

「すすぎ1回」はここに注意しよう

すすぎ1回の洗濯は節水に大きな効果がありますが、衣類に洗剤が残ってしまうのでは?という心配もあります。しかし現在利用が一般的になっている液体洗剤は泡切れが良いのですすぎ1回で十分な場合があります。ただし、お肌がデリケートな方や、心配性の方にはなるべく「すすぎ1回対応」と記載のある専用の洗剤を使うようにしましょう。

新電力会社への切り替えも視野に

水道代を節約しても、洗濯機の乾燥機能を使う機会が多いと、どうしても電気代が高くなってしまうでしょう。そこで、乾燥機能の使用頻度を減らすのが難しい場合には、新電力会社へ切り替えるという選択肢もあります。
新電力会社というのは2016年の電力小売自由化により、新たに電力を供給できるようになった業者のことです。これまで利用していた大手の電力会社よりも電気代が安く済むところもあります。工事などは特に必要なく手続きも簡単です。電気代を節約したいなら、ぜひ新電力会社への切り替えを検討してみてください。

洗濯機は電気代よりも水道代が多くかかるため、水の使用量を抑えることが節約につながります。回数を減らす方法や、お急ぎモード、洗濯物を入れる順番などぜひ試してみましょう。

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