洗濯機とコインランドリーはどっちがお得?コストを比較しました

洗濯機とコインランドリーはどっちがお得?コストを比較しました

毎日行う方も多い洗濯ですが、「洗濯機とコインランドリーはどっちがお得なのか」と疑問に思っている方も多いのではないでしょうか。特に引っ越し前や一人暮らしの方などは、洗濯機を購入した方がいいのか悩んでいる方も多いと思います。本記事では、洗濯機とコインランドリーそれぞれのコストとメリット・デメリットなどをご紹介します。

洗濯機のコスト

洗濯機の1回のあたりのコストはどれくらいなのでしょうか。ここでは、AQUAの「AQW-GVX100J」を基準に電気代と水道代を算出します。
公式ホームページによると、「AQW-GVX100J」のスペックは以下のように発表されています。

  • 洗濯・脱水容量:10kg
  • 消費電力量:60Wh
  • 使用水道量:約103L

※標準コース(運転目安時間約35分の場合)

電気代の計算方法

電気代は、「消費電力量(Wh)÷1000×電気料金単価(円/kWh)」の計算式で導き出せます。消費電力量と新電力会社料金目安単価(27円/kWh)でかけると以下のようになります。

60Wh÷1000×27円/kWh=1.62 となるため、1回あたりの電気代は1.62円です。

1ヶ月間毎日(30日間)1回洗濯したとすると、約49円かかります。

水道代の計算方法

1回あたりの水道代は、「使用水道量×1Lあたりの水道単価」で導き出せます。
東京都水道局によると1Lあたりの単価は約0.24円としていますので、これに使用水道料の103Lをかけます。

「103L×0.24円」で、洗濯1回あたりの水道代は「24.72円」となります。

1ヶ月間毎日(30日間)1回洗濯したとすると、約742円かかります。

※1Lあたりの単価は東京都水道局平成24年度生活用水実態調査をもとに算出したもの。

洗濯機のコストまとめ

電気代と水道代をまとめると、1ヶ月あたり791円のコストがかかります。ただし、洗濯機の場合、購入費用も計算に入れる必要があるでしょう。AQW-GVX100Jはオープン価格となっており、家電量販店のサイトによると8万円~10万円の価格に設定されています。
つまり導入費用に約10万円が必要となるため、初年度は約109,492円のコストがかかることになります。

コインラインドリーのコスト

コインランドリーの価格は事業者や店舗によって異なりますが、ここでは大手コインランドリーのWASHハウスの公式サイトを元にコストを算出しました。

洗濯にかかる料金

22kg洗濯機:通常コース:700円~1,000円

12kg洗濯機:通常コース:400円~600円

コインランドリーの場合、容量が大きいため毎日洗濯する必要はほぼ無いといえるでしょう。仮に週2回、12kg洗濯機を利用したとすると、400×8回で1ヶ月あたり3,200円かかります。

乾燥の料金

25kg乾燥機:100円で6~8分

14kg乾燥機:100円で8~10分

コインランドリーのコストまとめ

1回あたり100円の乾燥料金も含めると、コインランドリーの場合1ヶ月で4,000円、1年あたり48,000円のコストがかかる結果となりました。

洗濯機とコインランドリーはどっちがお得?

洗濯機の価格にもよりますが、最初の1年はコインランドリーの方が、コストが安いという結果になりました。そのため、短期間のみの出向やすぐに引っ越す可能性がある場合は、コインランドリーの方がお得な可能性があるでしょう。
ただし、コインランドリーが近くに無い場合は交通費が発生するので注意が必要です。
2年目以降になると、洗濯機の方が安いケースが多いでしょう。洗濯機は外出する必要が無く、いつでも好きな時に洗濯できるのがメリットです。ただし干す手間がかかります。またコインランドリーよりも容量が小さいものが多いため、洗濯を数回に分けなくてはいけない場合もあるでしょう。

日常的に節約したいなら新電力会社への切り替えも検討しよう

さらに節約を考えている人は、新電力会社への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。2016年4月1日以降からの電力自由化によって、消費者は電力会社を自由に選べるようになりました。電力自由化になったことで、多くの会社が新規に小売電気事業に参入しています。その結果、価格競争が起き、さらに料金プランが自由になったことから多種多様なプランが誕生しました。わたしたち消費者は、その中から自身のライフスタイルに合った好きなプランを選べるようになったため、電力会社を切り替えるだけで従来よりも電気代が安くなるケースが増えたのです。

そして、新電力会社ではガスやインターネット、携帯電話など他のサービスとのセットにすることで割引になるセット割引や、使用する時間帯によって金額が変わるプランなども提供されています。ライフスタイルによって使うプランを選ぶことで、電気代を安くすることが期待できるでしょう。

まとめ

洗濯機とコインランドリーは1回あたりのコストは洗濯機の方が安いですが、洗濯機は購入時にコストがかかります。そのため、1年間の利用であればコインランドリーの方がお得になるケースが多いでしょう。一度に洗濯をする量や頻度、引越しの予定があるかないかなど、ライフスタイルに合わせて選ぶことをおすすめします。また日常的に節約を心がけたい場合には、新電力会社への切り替えを検討してみるのも良いでしょう。

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