停電になったらどうすればいい?停電が起こる仕組みと対処法

  • 2023.02.17
  • BCP
停電になったらどうすればいい?停電が起こる仕組みと対処法

日本は先進国の中でも停電が少ない国と言われます 。とはいえ、人生の中で一度は停電を経験したことがある方も多くいらっしゃるでしょう。2018年9月には北海道で広範囲の大停電が起き、2019年に発生した台風15号の影響では千葉県の一部地域にて停電期間がなんと20日間近くという長期間に及びました。
パソコン、IHヒーターにエアコン、扇風機、電子レンジなど、使えて当たり前と思っている家電が全く使えなくなったり、大きく制限を受けたりする状況は想像以上に不便なものでしょう。
そもそも電気の明かりが使えない状況ということ自体、考えただけで辛いものです。
停電のような非常事態は起こりうるものとして事前に想定しておくことが重要です。
今回は停電になったときの対処法を解説します。

停電が起こる仕組み

停電とは、電力会社による電力供給・配電が1分以上停止してしまって電力を使えない状態を指します。

・落雷などが原因で瞬間的に発生する電圧低下による「瞬低」

・1分程度の短期で送電が回復する「瞬停」

これらは電力会社が意図して行っている場合もあり、停電とはみなされていません。

停電は、地震や落雷・大雪などにより電力網に生じたトラブルに対して、電力会社が送電線を切り離したり、災害により電柱が倒れたり電線が断線したりすることで起こります。

停電が起きたときはどうすればいい?その対処法を解説

急に建物の電気が落ちると驚きます。特に深夜帯は家電が使えないだけでなく、明かりがなくなるので動作自体が危険となる場合もあるでしょう。事前に対処法を押さえておくことで非常時に役に立つこともあります。家の電気が落ちたときは、まず停電なのかを確認することが重要です。

近所の停電状況やSNSを確認

地震などが起きていないにもかかわらず、急に家電がストップし電気も消えたときなど、停電なのか判断できない場合もあります。建物内のほかの部屋や近所も同様の停電の影響が見られるか確認しましょう。
自動販売機が稼働しているかどうかも大きな判断基準となります。
それでも停電か判断しづらい場合は、もしスマホやタブレットが使える状況なのであれば「地域名」「停電」などのキーワードをTwitterなどでリアルタイム検索すれば、状況の確認に役立つでしょう。

停電時の確認/ブレーカーをチェック

電気が落ちてしまったら、分電盤のブレーカーの確認は必須です。ブレーカーには3種類の役割があります。

・アンペアブレーカー:電力会社との契約以上のアンペア(電流量)の使用でブレーカーが落ちる

・漏電ブレーカー:建物内の漏電の際にブレーカーが落ちる

・安全ブレーカー:各部屋への電気供給回路とつながっている家電の故障などでブレーカーが落ちる

室内の電気が落ちたときは分電盤を確認します。ブレーカーのどのスイッチやツマミも使用していない系統を除き落ちていない場合は、停電の可能性が上がります。
ブレーカーダウン時の対処経験がある方は簡単に復旧できますが、意外とブレーカーの場所を知らない方も多いようです。事前にブレーカーの場所を把握し、立ち上げの方法やONのツマミなどを確認したうえで、高い位置にある場合の椅子の用意などを行っておきましょう。
真っ暗な中でのブレーカー点灯作業も起こりえますので、懐中電灯の用意も重要です。

停電時の確認/家電のコンセントを抜く

停電を確認したら家電など電化製品のコンセントを抜きます。これは停電の復旧に伴い、再び通電したときにコンセントからのスパークなどが想定されるためです。
特にIHヒーターやアイロンを使用中の電力ダウンで、スイッチを入れっぱなしで一時電気供給がストップしている場合などは、電気復旧の際が危険なので確実に対処を行いましょう。地震の停電の影響などで避難する場合などはブレーカーを落としておくと安全です。

冷蔵庫はできるだけ開閉しない

停電も場合によっては長期となる可能性もあります。冷蔵庫内にある食料の鮮度を保つためにも、できるだけ冷蔵庫の開け閉めで冷気を排出しないよう心がけましょう。

防災・防寒グッズの事前準備

電気のダウンは社会的なリスクですが、特に真冬の停電は直接命に関わるおそれもあります。特に北海道や東北、雪が深く積もる寒冷地は、関西以南の地域に比べて危険度は比べ物にならない深刻さを伴います。

日頃の災害を想定した避難経路の確認と同様に、防寒グッズも事前に取り揃えておきたいところです。そのほかにも、水やカロリーをしっかりとれる乾物・缶詰などの食料の準備も行い、定期的な中身と置き場所の確認をしておくと災害時に有用です。

家庭用自家発電には太陽光と蓄電池の連携がおすすめ

ここまで、停電が起こった際の対処方法を解説しました。どのような対応をすれば良いか、事前に想定してイメージすることが非常事態では重要となります。同時に停電被害に見舞われた際に、少しでも長く電力を使えるように自家発電や蓄電池を導入しておくといった対策も緊急時には有用でしょう。
数ある自家発電の中でも、家庭用途での使用を考えると、普及が進んでいる点や費用対効果の高さの面から見ると太陽光発電は一般的と言えます。
固定価格買取制度(FIT)の買取満了期間が近づいているご家庭など、余剰電力を効果的に使うためにも、リミックスバッテリーのような蓄電池の導入がおすすめです。

自家発電にはリミックスバッテリーがおすすめ

停電対策としてもリミックスバッテリーを利用した蓄電は緊急時にも効果的です。
上記のように2019年の千葉県の停電は、20日間近くという長期間に及びま した。たとえ停電期間中に完全な状態で電気が使用できなかったとしても、自家発電で蓄電池に貯めた電気で効率的に家電の使用ができればストレスの度合いも全く変わるでしょう。
停電時にIHヒーター、エアコン、冷蔵庫などが使用でき、スマホを充電できる環境は非常にメリットが大きいものです。
リミックスバッテリーのハイブリッド蓄電池は、さまざまな太陽光発電システムに対応しており、経済的メリットが大きく、ソーラーパネルをお持ちの方は特に導入がおすすめです。
太陽発電をお持ちでない方でも夜間割引プランなどの活用により、割安な夜間に電力を貯めて、昼間は貯めた電力を使うといったお得な使い方もできます。
蓄電池容量も5.8kWh、11.5kWh、17.3kWhと3タイプに対応しており、用途に合わせた蓄電池容量を幅広く選択することができます。特に17.3kWhは、家庭用としては他社と比較しても最大クラスと言え、高性能のリチウムイオンバッテリー搭載により充放電8,000 回以上の高い耐久性を誇ります。
リミックスバッテリーの蓄電システムは停電時のエアコンや冷蔵庫、IHクッキングヒーターなどの家電も使用できるように供給電圧は100V/200Vに対応。停電時には数秒で自動電力供給に切り替わるのでさらに安心です。 リミックスバッテリーを導入することでお得な電気料金で能率的に電気を貯めることができ、急な停電など非常事態への大きな備えとなるでしょう。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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