ラーメン店の電気代はどのくらい?効果的な削減方法を解説!

ラーメン店の電気代はどのくらい?効果的な削減方法を解説!

私たちが美味しい1杯をいただくまでに、たくさんの手間と時間がかかっているラーメン。その美味しさを提供するために、毎日の仕込みに余念はありません。仕込み中は厨房のコンロだけでなく、照明や換気、空調を使うため、お客様がいない間も光熱費がかかります。手ごろな値段でいただけるラーメンではありますが、その1杯には食材をはじめ様々な経費がかかっています。そこで経費を抑えるための効果的な削減方法をご紹介します。

ラーメン店経営にかかる経費

まずはラーメン店を経営するにはどのような費用がかかるのかを、開業にかかる費用と経営にかかる費用に分けて見ていきましょう。

開業に必要な費用

  • 物件にかかる費用
    店舗用の物件を契約するには、保証金(敷金)・礼金・仲介手数料・家賃数ヶ月分の支払いが必要です。
  • 内装や外装にかかる費用
    店舗クリーニング、壁の塗り替えや壁紙の貼り替え、配管工事、看板施工など
  • 厨房の機器にかかる費用
    コンロやシンク、換気扇、冷蔵冷凍庫、食洗器、製麺機など
  • その他諸経費
    テーブルやイス、空調、照明器具、棚や装飾、レジ、電話やネット回線、求人募集など
  • 広告費
    ネットでの宣伝、チラシなど
  • 備品
    調理器具(包丁・まな板・鍋など)、食器、のれん、メニュー表、消耗品など

経営にかかる費用

  • 材料費
    麺に使う小麦粉や、具の肉や野菜などとは別に、スープやたれを作るための材料も必要です。お店によって使う材料は異なりますが、原価はしっかり把握しておきましょう。
  • 水道代
    スープや麺を茹でるお湯に大量の水が必要です。また食器洗いや調理器具洗い、厨房の床掃除にも使用します。
  • 光熱費(電気、ガス)
    仕込み時間や調理方法、メニュー、店舗の広さ、営業時間などにより、かなり差があります。
  • 家賃(駐車スペース含む)
    店舗の広さや、店舗駐車場の有無、立地などにより異なります。
  • 保険や税金
    火災や食中毒などに備えて必ず保険に加入しましょう。税金は売上などによって変動します。
  • 人件費
    家族経営なのか、従業員を雇うのかで違ってきます。
  • その他
    通信費、広告費、車両費、修繕費、衛生管理費、備品、消耗品など

ラーメン店経営にかかる電気代はどのくらい?

このように、ラーメン店を経営するには月々多くの経費がかかります。たくさんの経費の中で、効果的に削減できるものの1つが電気代です。ラーメン店で使用する電気は、主に下記の物が考えられます。

ラーメン店で必要な電気代

  • 空調(厨房と客席):火を使う厨房はかなり暑くなるため、一年を通して空調が必要。
  • 換気:調理中は湯気が出るため大型のものが必要。
  • 冷蔵冷凍庫:厨房の食材用と、ドリンク用など
  • 照明:店内だけでなく、店外と駐車場、看板など。
  • 食洗器:業務用の大型食洗器が必要。
  • 調理器具:製麺機・炊飯器・電子レンジなど。
  • 券売機、テレビなど:こちらは設置しない店舗もあります。

1ヶ月にかかる電気代の目安は?

気になる電気代ですが、1ヶ月に数万円の店もあれば、数十万とかかるお店もあります。ラーメン店は、お店の規模、調理方法やメニュー、店舗面積や営業時間などにより、電気使用量が大きく異なってきます。そのため、他店と比較するのは難しく、一概にいくらと仮定するのは難しいです。

ただし、数多くの経費の中でもかなりの割合を占めると言っても過言ではないでしょう。そのため、電気代を節約することは全体的な経費を削減することにも繋がります。

効果的な電気代削減方法

閉店時でもスープの仕込み中に電気を使用するため、どうしても電気使用量が増えてしまいますが、ちょっとした工夫で使用量を抑え、電気代を削減することができます。効果的な削減方法をいくつかご紹介します。

エアコンのこまめな掃除

エアコン室外機のフィンコイルを定期的に薬品洗浄することで、年間消費電力を約10%削減できます。また、冷蔵庫やエアコンのフィルターも定期的に掃除しましょう。こまめな掃除により、エアコンや冷蔵庫の寿命も延びます。

エアコンの使い方を工夫する

エアコンは扇風機を併用して温度を調節します。冷蔵庫はドアの開け閉めを最小限にし、中の冷気を逃がさないようにしましょう。また、エアコンや冷蔵庫は冷気や排気の流れを確認し、遮らないように工夫しましょう。

省エネ製品を使う

エアコン、冷蔵庫、照明器具などは、省エネタイプの物を選ぶと電気使用量の削減につながります。開業時の購入や買い替えの際には、消費電力や省エネ性能を確認してください。

証明はLEDに切り替え

店内・店外の照明をLEDに切り替えると約90%も電気使用量を削減できるうえ、白熱電球より寿命が長いため、大きなコスト削減が期待できます。

電力会社の見直し

電気使用量を抑えても、元々の契約電気の単価が高ければ大幅なコスト削減になりません。そのため、電力会社を見直し、色々なプランが用意されている新電力会社への切り替えを検討するのも良いでしょう。電気使用量が増えるほど料金単価が安くなるプランや、ガスとのセット割、切り替えキャンペーンなどがありますので、ぜひ探してみてください。

ラーメン店の開業・経営には目に見えない多くの経費がかかりますが、電気代のように効率よく削減できるものもあります。美味しいラーメンを提供し続けるために、効果的な経費削減を実践してみてください。

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