美容室経営において必要な固定費とコスト削減のテクニック

美容室経営において必要な固定費とコスト削減のテクニック

美容室の経営を考えている人は、まず毎月何にどれぐらいの費用がかかるのかをおさえておくべきです。経営を続けるには赤字を避けなければいけないので、毎月何に費用がかかっているのか事前に知っておきましょう。

今回は美容室の経営において必要となる経費の種類と、固定費のコスト削減のテクニックをご紹介します。順調に経営を続けるためにぜひ参考にしてください。

美容室の経営において必要な費用の種類

美容室を経営するにあたり必要となる費用の種類は以下のとおりです。

  • 家賃・・・店舗のレンタルにかかる費用。
  • 水道光熱費・・・美容室の経営に必要な水道代、電気代、ガス代。
  • 人件費・・・美容師の雇用に必要な費用。給料だけでなく交通費や保険代なども含まれる。
  • 広告費・・・店舗の宣伝に必要な費用。チラシの印刷代、Webの広告費など。
  • 材料費・・・シャンプーやリンス、スタイリング剤、カラー剤などにかかる費用。
  • 通信費・・・電話代、インターネット代など。
  • 雑費・・・お客さんが待ち時間に読むための雑誌やタブレット端末など。

上記が一般的な美容室の経営に必要な費用です。家賃や雑誌の雑費は、場合によっては発生しないこともあります。

その他にも、税理士に経費に関する相談をするなら税理士費用、カット台やシャンプー台などの備品、ハサミやブラシなどの道具代など、固定費以外にも必要な経費は多数あるのです。

すべてを削減するよう取り組むのは難しいですから、まずは節約できそうな固定費を削減することから始めると良いでしょう。

美容室の固定費のコスト削減テクニック

毎月かかる固定費は金額が大きくなるほど経営が苦しくなります。いかに抑えて運営していくかが事業を継続させるための重要なポイントですから、以下の固定費のコスト削減テクニックをぜひ参考にしてください。

水道光熱費

水道代はコスト削減が難しいですが、電気代は電力会社を切り替えることで節約が可能です。電気代は「基本料金+従量料金(電気を使った分の料金)」という内訳が多いですが、近年では基本料金がなく、従量料金のみで提供する新電力会社も増えてきました。

従量料金が定額の電力会社を選べば料金が一律でわかりやすく、電気をたくさん使うほどお得になるのです。電気をこまめに消すなどの取り組みも大事ですが、コスト削減する金額を大きくしたいのなら、電力会社の切り替えもぜひ検討してみてください。

広告費

広告費は変動費に含まれる場合もありますが、常に宣伝活動を行うなら固定費と考えて良いでしょう。

近頃はSNSを使って美容室のPRを行うところも増えています。SNSなら基本的な利用料は無料ですから、上手に活用すれば広告費の節約につながるでしょう。無料で作成できるHPとSNSだけで宣伝・広告を行っている美容室も多数あります。

InstagramやFacebookでは施術例を写真付きで紹介したり、美容室専売品のPRをすると効果的です。テキストがメインのTwitterはキャンペーンやイベント、割引情報などを発信するのに適しています。SNSを活用し、広告費のコスト削減につなげましょう。

材料費

シャンプーなどの材料費は、まとめて購入することで割引される場合もあります。在庫が多いと保管スペースが必要ではありますが、ひとつのサイズがそこまで大きくはないため、1ヶ月分ぐらいならそこまで広いスペースは必要ないでしょう。

どこで材料費を購入するか決める際には、まとめ買いによる割引が適用される購入先がないかチェックしてみてください。また、必要以上使用しないように、1回に使う量を決めておくこともコスト削減につながります。

電話代

ここ数年で、販売店舗を持たない代わりに格安な料金で利用できる格安SIMサービスを利用する人が増えています。美容室を経営するからといって、必ず固定電話が必要というわけではないでしょうから、格安SIMかどちらが安いのか一度比較してみると良いでしょう。

雑費

美容室に行くと、昔は人席に雑誌が5~6冊置いてあるのが一般的でしたが、最近はタブレット端末を雑誌代わりにする店舗も増えてきました。

雑誌は1冊あたり100~1,000円ぐらいしますから、20冊ほど購入するとなかなかの金額になります。そこでタブレット端末を購入し、雑誌のサブスクリプションを契約すれば、雑誌を購入するより年間のコスト削減に成功する場合もあるので参考にしてください。

まとめ

美容室を経営するにあたり必要な経費は多数ありますが、中でも毎月発生する固定費は経費の中でも割合が大きいので、できる限りコスト削減に取り組むことが重要です。

今回ご紹介した5つの固定費のコスト削減テクニックは、比較的やりやすいのですぐに取り組めるのではないでしょうか。特に電気代に関しては削減できる金額が大きいため、ぜひ新電力会社に切り替えることを検討してみてください。

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