介護施設のコストを削減するために知っておきたいテクニック

介護施設のコストを削減するために知っておきたいテクニック

これから介護施設を経営しようとお考えの方、もしくはすでに経営している方の中には、「固定費のコスト削減方法を知っておきたい」と思っている方は多いのではないでしょうか?
固定費は文字通り毎月固定でかかる費用ですから、コスト削減は難しいとのイメージがありますが、実は今すぐにでもできる方法があります。
介護施設に必要な費用の種類とともに、コスト削減のテクニックをご紹介しますので、費用を減らせないかをこの機会に一度見直してみましょう。

介護施設の経営に必要な費用の種類

介護施設の経営に必要な費用の種類は以下の通りです。

経営に必要な費用

  • 人件費・・・介護士、スタッフに支払うお給料や福利厚生にかかる費用。
  • 広告費・・・利用者・介護士・スタッフの募集に必要な費用。Web広告、チラシ印刷代、求人誌などに掲載してもらう費用。
  • 賃料・・・介護施設の建物や土地を借りている場合にかかる費用。自分で用意した建物・土地であればかからない。
  • 消耗品費・・・トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの消耗品にかかる費用。
  • 水道光熱費・・・介護施設を運営するにあたって必要な水道代、電気代、ガス代。
  • 損害保険、賠償保険料・・・利用者の事故に対する保険料。

上記を見てわかるように、介護施設を経営するにはさまざまな費用が発生します。人件費や賃料のように毎月必ず支払うものもあれば、利用者・介護士を募集しないときには発生しない広告費などもありますので、赤字経営を防ぐためには「毎月いくら支払うのか」をきちんと頭に入れておかねばなりません。

介護施設の経営にかかるコストを削減するテクニック

毎月固定でかかる費用に関しては、「必要だから仕方がない」とコスト削減を諦めている方もいらっしゃるかもしれません。
しかしそのようなことはなく、今すぐに取り組めるテクニックもありますのでいくつかご紹介しましょう。

広告費

利用者や介護士の募集に必要な広告費は、削りすぎると介護施設の存続に影響を与えてしまうので注意が必要です。そのため、広告を「出す・出さない」を見るのではなく、募集のかけ方に注目しましょう。

今よりも安い広告費で募集をかけてくれる広告代理店を探すだけでなく、SNSを有効活用してみましょう。FacebookやTwitter、Instagramを上手に活用すれば、利用者や介護士の募集につながります。

すぐに目に見えた結果は出ないかもしれませんが、コツコツ続けていけば広告代理店を利用しなくてもSNSだけで事足りるようになるかもしれません。そうなれば広告費は0円ですからコスト削減に成功します。

消耗品費

トイレットペーパーやティッシュペーパーなどの消耗品は、どこで買うかによって1つあたりの価格が違います。

一般家庭であれば10円、20円高いだけならそこまで家計に影響は与えないかもしれませんが、1ヶ月にたくさん購入しなければならない介護施設だと10円の差は大きいでしょう。

ネット通販の中にはまとめ買いをすると割引が適用されたり、業務用のサイトで購入するとドラッグストアより安く買える場合もあります。

今の購入先が一番安いと思わず、本当に安いのかどうかを定期的に見直すこともコストを削減するために大事なポイントです。

水道光熱費

介護施設は利用者や介護士、スタッフの数が多いほど、水道光熱費の額は大きくなります。24時間運営している施設ですと、毎月驚くほどの金額になるケースもあるでしょう。

逆に言えば、水道光熱費をコスト削減できれば、経営にかかる費用を大幅に下げられるということです。

では一体どのように水道光熱費を削減すれば良いのでしょうか。まず水道代から見ていきますと、水漏れがあるところはすぐに修理する、入浴施設があればお湯の量を見直す、シャワーの利用を見直すなどが効果的です。

ガス代については少し難しいのですが、電気代は節約できるポイントが多数あります。
まずは使っていない部屋の電気は消すよう徹底する、パソコンの利用台数を見直す、テレビの設置台数を見直すなど、電化製品の数を減らすことでもコストは削減可能です。

電気代は新電力会社への切り替えで節約に

もう一つ、電力会社を切り替えることも水道光熱費の削減につながります。従来の電気料金は料金が固定の基本料金と、使用量によって変わる従量料金の2つがセットになっていました。そのため、電気を使うほど電気代は高くなるのです。

しかし最近では、基本料金がなく従量料金のみ設定されており、その料金が一律になっている電力会社も増えています。電気を使うほどに料金が増えるわけではないので、従来の計算方法より電気代が安くなる可能性があるのです。
さらには、従来の電力会社よりも低価格帯のプランを提供している新電力会社への切り替えを検討することも、電気代の節約に繋がります。

「電気代が高いかも」と感じる場合は、新電力会社への切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

介護施設の運営にかかる費用は多数あり、利益以上に膨らんでしまうと経営を続けるのが難しくなってしまいます。
今回ご紹介したテクニックを参考にし、できるところからコスト削減に取り組んでいくと、今よりも経営費用を減らせるでしょう。
特に毎月一定額がかかる固定費は、少しでも節約できると、年間を通して大きな節約になります。電気代の場合は新電力会社への切り替えだけで今よりも安くなる可能性があるので、ぜひ検討してみてください。

電気代削減シミュレーションをしてみる ▶
「リミックスでんき」の使い得プランは基本料金0円(無料)で電気代は使った分だけのお支払い!しかも、使うほどにお得!

法人カテゴリの最新記事