すぐ活用できる!整体・マッサージサロンや整骨院のコスト削減方法

すぐ活用できる!整体・マッサージサロンや整骨院のコスト削減方法

整体・マッサージサロン、整骨院は1人でも開業できることから、独立される方が多い業種です。一定数の固定客をつかむことができれば、期待以上の売上を上げることも夢ではないでしょう。
しかし、経営を安定させ利益を出すためには、コスト削減が欠かせません。そこで今回は、整体・マッサージサロン、整骨院の一般的な経費の種類と、すぐに活用できるコスト削減方法を紹介します。

整体・マッサージサロンや整骨院の経費の種類

整体・マッサージサロン、整骨院を経営する場合、必要な経費を把握しておきましょう。経費には、毎月支払額がほぼ変わらない「固定費」と、売上の増減などによって変化する「流動費」の2種類があります。

まず、整体・マッサージサロン、整骨院の一般的な固定費は以下の通りです。

  • 家賃
  • 機械のリース料
  • 内装工事費(原価償却にした場合。一括支払いの場合は除外)など

上記のような固定費は、お店の営業有無にかかわらず毎月確実に発生する経費です。特に整体・マッサージサロン、整骨院は、固定費の割合が比較的高い業種といえるでしょう。
一方、の流動費としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 消耗品
  • スタッフの人件費
  • 水道・光熱費など

流動費は営業日数や事業規模、顧客の数などによって金額が大きく変わる経費です。
家賃や機械のリース料などは、開業時に金額がほぼ決まってしまうため、後になってから安くすることは難しいでしょう。そのため、できるだけ安い物件や中古の機械を有効活用するといった工夫で、固定費を抑える程度しかコストを削減する方法はありません。

整体・マッサージサロンや整骨院のコスト削減方法

しかし、流動費に関しては開業後でもある程度のコントロールが可能ですので、実際にできるコスト削減方法をいくつか紹介します。ここでは、消耗品、事務作業費、電気代の3つに分けて紹介します。

消耗品費

コスト削減のために、まず見直すべきものが消耗品です。
例えば、

  • 包帯
  • テーピング
  • 湿布
  • マッサージオイル
  • 飲料水

などの消耗品を現在使っているものよりも安価なものへ変えることで、利益率が改善できます。さまざまな業者から相見積もりを取るなど、迅速に行動すれば、すぐにコスト削減効果が期待できるでしょう。
ただし、新商品や新業者などが現れるため、定期的に消耗品の見直しをかけることも大切です。

事務作業費

整体・マッサージサロン、整骨院には、予約や顧客(カルテ)管理、シフト管理、消耗品の管理など、さまざまな事務作業が存在します。こうした作業をすべてアナログで実施した場合、多くの工数が発生し、人件費が高騰する原因になるだけでなく、お客様をお待たせしてしまった場合には売上に影響する可能性もあるでしょう。

したがって、事務作業の業務効率化もコスト削減における重要な課題といえます。そこでおすすめしたいコスト削減方法が「業務管理システム」の導入です。

業務管理システムはさまざまなベンダーから提供されていますが、一般的な機能としては以下のようなものが挙げられます。

  • 予約管理機能:
    WebやLINE、電話を使った予約が可能になり、予約管理を効率化・自動化できる
  • 顧客管理機能(CRM):
    予約が入った顧客の通院・施術履歴、クーポンなどの消費情報を一元管理
  • シフト管理機能:
    スタッフのシフト状況に応じて、予約システムと連動させて最適化された施術内容(コース)を顧客へ表示できる
  • 電子カルテ:
    患者の検索や管理が最適化できる。紙カルテのように場所を取らない。問診票とも自動で連動可能

アナログな作業をデジタル化しようとすると、なかなか重い腰を上げられない方も多いと思いますが、スタッフの負担を減らすことで、人件費の削減はもちろん顧客満足度が上がる可能性もあるため、ぜひ試してもらいたい方法です。

電気代

整体・マッサージサロン、整骨院では照明やエアコン、機械を動かすために、毎月一定の電気代が発生します。最後に紹介したいコスト削減方法は、新電力会社への切り替えを実施することで、電気代を安くする方法です。

新電力会社は、電力自由化後に誕生した電力会社になりますが、従来の電力会社よりも低価格プランをいろいろと用意している所が多いです。その中でも、電気を使った分だけ料金が発生する従量料金のみのプランもあります。
電気の使用量に応じて使った分だけお得になる仕組みもあり、整体・マッサージサロン、整骨院のように時間帯や曜日を問わず多くの電気を使う店舗にもおすすめと言えるでしょう。

まとめ

整体・マッサージサロン、整骨院のコスト削減には、流動費の削減が効果的です。すぐに導入できる方法も多いため、早めに実施して利益率の向上へつなげてもらえればと思います。特に新電力会社への切り替えは非常に簡単に実施できますので、ぜひコスト削減をしたい方は検討してみてはいかがでしょうか?

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